ゴールデンウィーク

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    4月も終盤になると、多くの日本人がゴールデンウイーク以下GW)を楽しみにしています。このGWは年末年始を除いて日本で最も長い休暇です。デパートやレストランでは、GW期間中、特別割引やメニューなどのキャンペーンを用意し、レジャーや消費者ビジネスにとって売上を伸ばす絶好の時期でもあります。

 


GWは以下の5つの祝日で構成されています。

1.  4月29日、昭和の日。昭和の始まりとなった先代明仁天皇のお誕生日


2.  5 月 1 日、レイバーデー (メーデー)。労働者が正しく働くことの意識を高める日。



3.  5 月 3 日、憲法記念日(憲法記念日)。第二次世界大戦後、新しい日本国憲法が公布された日です。



4.  5月4日、みどりの日。自然への意識を高める日として(以前は昭和の日と同じ日だったが、2007年からGWの大型連休延長に伴い分離された)


5.  5 月 5 日、子供の日。この日は1948年から男女の健やかな成長と幸せを願う日となっており、この日のお祝いの気持ちを込めて男の子のいる家庭では庭先やベランダに鯉のぼりを飾ったり、五月人形を買ったりします。

 

企業の中には、GWを9日間の長期休暇にするために祝日ではない曜日でも休暇とすることもあります。


なぜこのような大型連休が「ゴールデンウィーク」になったのでしょうか?


    一部の情報によると、日本の大手映画メーカーである大映映画の監督である松山英夫氏がこの大型連休期間に「ゴールデンウィーク」という言葉を使って、連休中に公開予定の1951年の映画『自由学校』を宣伝し、この映画が設立以来最大の収益をあげることに成功したことで「ゴールデンウィーク」という言葉が日本中に広く浸透したという説があります。

    松山さんが「ゴールデン」という言葉を選んだのは、テレビやラジオ業界で最も視聴率が高い時間帯のことを「ゴールデン」と表現していたため、彼は「ゴールデンタイム」という言葉にしたようです。

    また、この「ゴールデン」という言葉は昭和のラジオ局の影響だという人もいます。この連休期間は視聴率が大幅に上昇するため、多くのラジオ局はこの期間を「ゴールデンウィーク」と呼び、局の宣伝をするのに良い時期となったので、「黄金週間」という漢字をそのままカタカナで「ゴールデンウィーク」に置き換えインパクトを与えたという事です。

    しかし、このカタカナ表記が不明瞭で長いので、報道記者の中には、この大型連休中のニュースを報道する際に「ゴールデンウィーク」という言葉を使わないようにした人もいるようです。また記者の中には旅行業、ホテル業、レストラン業、百貨店業など、この時期にやむを得ず働かなければならない人々を軽視する恐れがあるとして、この「ゴールデンウィーク」という言葉を使わないようにする人もいるという事です。

    ゴールデンウィークに向けて調べた情報の一部をご紹介させていただきました。皆様が楽しい休暇をお過ごしいただければ幸いです。